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◆ 今年も憂鬱な季節ですな。

毎年言ってますが、「安いし可愛いからいいじゃん」で毛皮を需要する前に、「毛皮が安い」ってのがどういう事なのかちょっと想像して欲しい。そう願うたこやきでっす。
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別に毛皮に生卵を投げつける人間を支持しろとは言いません。
捕鯨船に攻撃を仕掛ける某・準海賊の親戚のような狂信者様方には、是非とも「その言動が自らの、ひいては尊重すべき生命の尊厳を貶めている」と気づいて欲しいとか、ちらっと思いつつ日々の生活を送っております。その人たちは動物の命で物欲を満たす代わりに、動物愛護のために戦っている自分に自己陶酔する事で、精神欲求を満たしてるだけなんじゃねぇかとか……ゲフゲフ。どっちにしろ自己満z……ゴホゴホ。

が。
前述の通り、その「安い毛皮」が店頭に並ぶまでの道筋をちょっと想像して、その出発点に「一つの命の消滅」があることを念頭に置いて、皆様が需要される事を願っていたりするわけです。個人的に。


製品の背景を想像する、という作業は、大量生産・大量消費を正義とする資本主義社会の中で生きる上では、非常に難しい事……殊に現在のようにグローバル化があまりにも進展し、生産現場と消費現場が国も環境も何もかも違う場所になってしまっている状況では、思い至る事からして難しい事と思います。
そういう観点の話なのですが、本来高級品の代表例だった「毛皮」がその辺のスーパーの安売りコートにすら付いている事は、とても恐ろしい事だろうと思うのです。

だって、実感が湧かないことないですか?
その「毛皮」が動物の命を奪って作られる製品である、という事の。

安い毛皮というものが流通する背景を、私が詳しく正確に知っているわけではないですが……。
ただ、製品が安いって事は原価が安いという事でしょう。
原価が安いってことは、生産現場の人件費も当然安いでしょう。
日本を原産にしてその価格が実現できるか? NOでしょう。
ってことは、海外輸入。それもほぼ間違いなく途上国からの、ということになります。
まあ、此処から先は、ネット上に流布している情報の断片からの憶測に過ぎませんが、
「安い」事を強みにして大量生産し、その収益でさあ今から豊かになろう、世界へ打って出よう、と考えている段階で、動物愛護だの倫理だのと言っていられるものでしょうか? 
まあ、衣食足りて礼節を知る、と言う奴です。
自分たちの衣食を十分にした後でなければ、大抵の場合、愛護だの倫理だのそれで飯が食えないような事は言ってられません。言うときは多分、その非人道的な行いの被害が自分に及んでいる時です。
別にそれが悪いとも思わんです。どの国だってそういう時代があって先進国になってる……んじゃないですか? 多分。

ってなワケで、飼育環境や屠殺条件もあまりよろしくない可能性は高いです。その辺を良くするにはどうしても経費がかかるしね。安いって事は、つまり「人件費の安い場所で生産されている」と同時に、「配慮をしていない部分がある」可能性も高いってことです。命の尊厳に配慮するには金がかかるでしょうから。

それと、前述のように「安い」ということは、大量生産されているという事でしょう。……そんな事考えなくても大量生産されてることがありありと分かるくらいには市場に毛皮が出回ってますが。毛皮を大量生産しているということはイコールで、動物を大量飼育・大量屠殺している、と言う事です。(……野生なワケないですよね、この流通量が)
まあ大量飼育大量屠殺したから何だってんだ、と言われれば「何でも無いです」としか言えませんが……豚だって牛だって鶏だって大量飼育大量屠殺されてるでしょうから。当然。
まあでも、「皮を剥ぐ為だけに大量に屠殺されてる動物がこの世のどっかに居るんだなー」と思うだけでもちょっと毛皮を見る目が変わったり……しません? か?

別にそれを承知で着る分には全然止めないです。
値段が安かろうが高かろうが、そのフードに引っ付いてる毛皮には「その為に生かされ、殺された命がある」事を承知の上で、
「別に平気」だろうと「だから大切にする」だろうと「だから其れを使う事は好まない」だろうと、別にその辺の判断は個人の自由、思想の自由だと思っています。
別に小屋で飼ってそれを殺している間は生態系へかける迷惑は(野生のものを狩るほど)大きくはないでしょうし。


なので此処から先は私の個人の主張です。
賛同してくださる方がおられれば幸い。
いつもの調子でかっ飛ばしますので、考えの合わない人には不快に思われる方もおられるかとー。
たこやきの考えなんてどうでも良い方は此処でリターン。別に怒りません。此処まで読んで下さってありがとう!





私はあまり、「愛護」という言葉が好きではないです。
同時に、動物を殺してはいけない理由を「可哀想だから」等の感情論に持っていくやり方もあまり好きではない。
「愛護」する貴方様は何様、と思うし、「可哀想」という感情論は実に自分勝手なもので、その源にあるのは個々人の過去の経験でしかない、と思っています。ウサギ飼ってた人はラビットファー嫌ってのは当然でしょうが、それを他人に押し付けるべきではない。

ところで、世の中に「猫皮」……「キャットファー」なるものは……あるんですかね?(豹皮……レオパードキャットファーは売ってたよ!)
ま、まあほぼ無いですよね、猫皮も犬皮も。別に作ってもいいと思うんですが……猫とかいいぞー。さわり心地。

なんで突然こんな事言い始めるかといいますと。

なんで猫皮が無いのか、って理由が、十中八九、ウサギ飼った経験のある人がラビットファー使えないのと同じ理由だろうと思うからです。

犬猫悪くて狐ならいい理由はなんぞ。兎ならいい理由はなんぞ。
(そう言う自分が狐贔屓なのはこのサイト長い人なら十分御存知のはずw)
同じ哺乳類。命の尊厳にそう軽重はなかろうと思うのですが……「可哀想」の感情論で動物を愛護することはつまり、動物の命の尊厳に「人間にとって可愛い順」のランキングをつけるようなもんではないでしょうか。

そ れ は 本 当 に 相 手 を 尊 重 し て い る か ?

すげー自分勝手と思うのですが、どうでしょ。

そりゃあね。命の優先順位は当然ありますよ。
人間第一です。他の動物の命も人間同様尊いなんて嘘と信じてます。
人間の命が一番尊い。何故って? だって私は人間です。
「生命」というのは、そういう存在だと思います。
そして、人間の中でも身内から優先順位はつくし、他の動物にも優先順位はどうしてもつく。それは仕方ない。ちなみに自分にとっての動物筆頭はうちのチビです。今週末には退院……のはずですが、10に手が届くくらい入院費がかかっても泣かない。家族全員覚悟は決めてます(というか諦めてます)。

閑話休題。
哺乳類と魚類と昆虫類と原生動物と原核生物を同等に扱えとは誰も言わんでしょう。
ただね、その優先順位は多分人によって、文化によって違う。
なぜならその優先順位を形成するのは、個人の経験以外の何物でもないから。
それは言ってしまえば自己満足でしかない。
優先順位は人それぞれ、価値観も人それぞれ。猫が大切なのも犬が可愛いのも狐が美しいのも兎が愛おしいのも個人の勝手。
ならば、自分の価値観にそぐわないからと言って他人の行為を妨害するのはマナー違反ってものでしょう。

けど、「動物愛護」はどうも、この「愛」が、個人の勝手であるはずの「愛しい動物ランキング」が世界の真理であるような響きがある。
これはあまりよろしくないんじゃないかなぁ。
その勝手な意見を、文化圏の違う人間にまで押し付けるのは良くないです。だって「愛護の観点」なんて、本人の感情以外の何の根拠もないでしょう? 犬食ったって鯨食ったっていーじゃねぇか!!

履き違えられると困るのですが、別に自分が愛しい動物を贔屓するのがイカンと言ってるわけではないのです。兎スキーの人には生きた兎を尊重してもらいたいし、自分もキャットファー産業など要るとは思っておりません。
ただ、それが「ある意味自己満足で、高圧的に他人に押し付けられるような筋の通った代物ではない」と思っておいて欲しいだけ。


なので、私も毛皮反対、という個人の勝手を人に押し付けたくは無い。
それでも、個人的に「見るのがしんどい」という理由でもう少し毛皮産業下火にならんもんか、とは思ってますが。


けど……なんと言ったらいいか。
食肉は、ね。人類はまだ、アミノ酸からたんぱく質を大量合成した実績はない筈ですよ。
そもそもヒトという種は、体の構成・維持に必要なアミノ酸20種全てを自家生産する能力は持ってない。当然光合成による糖の産生も出来ないし、種として植物・動物両方を捕食する雑食動物として地球上に現れた存在です。
だから、何かを捕食するのは当然で、仕方ない……というよりもヒトである事の根幹を成してる部分だろうと思う。モノ食わずに生きられる人間は人間か? と問われれば大体ノーでしょう。……何処かには水だけとか土だけで数年とか数十年生きてる人が居る……という話もありますが。真実は霧の中でしょうし、真実だとしてもその遺伝子が人類に定着するにはそうとうかかるでしょう。
大多数の人間は、肉を食う事で健やかに生きられるような構造をしています。
現在の膨大な人口を支える為に、食肉を提供する為の生命を作り出す事も……ある意味不可避の、人間が背負っていかなければいけない業だろうと思うのです。人間の繁栄のベースはなんと言っても「道具」それから農耕に始まる「食糧生産」でしょうから。牧畜も食糧生産の一種。

けど、ね。
毛皮の為の飼育・屠殺。その命と業は、本当に無くてはならないモノか?
と思うわけです。
毛皮が必要な地域では、それは背負うべきものでしょう。
耐寒性とコスト。その他様々な要因。必要なところでは必要なものと思います。
ただ、今の温暖化真っ只中の日本で、しかも「フェイク」が存在する中で(食肉のフェイクは流石にまだ無いはず……肉ベースのフェイク肉ならありますが)、あえてその命を奪う理由は何だ。奪う為の命を、あえて作り出す理由は何だ。
背負わなくても良い業を、背負っている、作り出しているという認識も無く背負う事は本当に必要か。
正しいか、とは言わない。必要か、と言いたい。
そして、「業を背負っている」ことを認識せずに毛皮を纏うのが当然になりかねない現在の状況を恐ろしいと思う。
そういう事です。

その命を奪う事を「業」と呼ぶ事そのものが、個人の勝手か、ナンセンスか、はたまた真理か。突き詰めて考えればそこまで行ってしまうわけですが……。
個々人にとっての優先順位はそれぞれでも、命というものには何がしかの「尊厳」のようなものがある。それを屠り、自らの血肉とする事には価値があれど、刈り取った命を(食せるにも関わらず)食さず一部のみを嗜好品に利用する事は「何か」に反する……少なくとも私はそう思っています。

「何か」ってのが人道なのか倫理なのか何なのかは……正直適切な表現を見つけられませんが……うーん、個人的に言葉にするなら「生命としての道」かな。

あるいは……。

確かに軽重、順位はあれども、やっぱり「皆同じ命ある存在」である事も事実だろうと。
そして、他人でも、他国民でも、他生物でも、「同じ命」と捉えられる価値観と想像力はヒトという種の存続と繁栄に必要なものだろうと思うのです。
その想像力は確かに、人間が人間になった日から存在するものであり、それを磨耗・喪失させるシステムは人間の首を絞める危険なものではないかと思います。

命を奪って存在する製品、奪った命の肉体の一部を使った製品にすら、命を感じられないのはやっぱりどこか狂っているのではないかと。

のでので、やっぱり多少高くなろうとも、毛皮を作るならばそれなりの配慮を奪う命に対してするべきだと思うし、命の重みを金額に換算するのも歪んでいる事だとしても、その分だけの経費は上積みして売買するべきじゃないかなぁ。とか。
……兎に関して言えば、皮だけじゃなくて肉も売ってしまえばそれなりとか思うとか思わないとかゲフゲフ。プレスハムに入ってたらしいですね、確か。……今でも?

そんなこんなで……一旦途中保存で打ち切ったらすっきり続きを忘れたわけですが、命への敬意は忘れたくないね、って話でした。

とか言って、喰う分ならなんでもいいとも思わないんだけど……でも食べるの好きな人間は何にも言えない。しかも肉が好きですよ、肉肉肉。
必要以上に食べるのもある種の冒涜だとは……思うんですけど。物欲じゃなくて食欲で何かを踏みにじってるとか表現すると、凄い意地汚い感じですが。
でも、好き。こればっかりは……目の前で捌かれた分でも喰える自信が……多分ある。

てか、捌けるようになりたいとか思ってます。肉。腑分けな。
肝臓も心臓も好きよー。鶏がらは最初流石にえぐい気分になったけど、煮込んで食べつくしましたよ。
ま、まあ、ダイエットもありますし買って捨てるのはイカンと思うので買わないようにしたいです、肉。時々死ぬほど無性に欲しくなるけど、肉。









ちなみに。
まあ、L=Lはこういう私の考え方を反映できたらにゃー、と思っているとか、いないとか。だってライフ・ライセンスだもの。ライセンスの英語意味だとちとニュアンスがズレてますけどー。
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三十路です。

趣味は小説・絵。ネトゲ。

WJバトル漫画系統が好きです。腐ることもたまにある。
自サイトのお話は基本恋愛と縁遠い感じの活劇? なのが多めでしょうか。

アリプロ・Angela・Mellなど、アニメのOP・EDから大体音楽は拾ってきますw
【Comment】
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