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この第二章を読み返していると、まあ、文章の拙さは群を抜いているというか、一章書き直したせいもあるんでしょうけど、三章と比べても酷い。なんだろうね、この時期に随分進化したのか私。
なんだかんだ言って生まれて初めてガチで書いた小説だったりするので、色々と模索してたんだろうな。作法を学ぶために作家の文章書写するとか、そういう殊勝な心掛けの全くない奴なので、好きに書いてたらああなったんだろう。
しかしまあ、この頃の私ったら良く書いていること。今年の己と比較すると……目を逸らしたい。
でも「想い溢れて言葉にならず」みたいな風情で、ずいぶんと言い回しがくどいというか、的確で無いというか「どう表現したらいいのかわかんないよ!!」っていう当時の自分の感覚がよく伝わってくる文章でした。修正しました。何だろうね。なんか、「表現したい!!」っていう熱意だけ無駄に伝わってくる感じでした。特に後半。
心理描写というか、娘三人がそれぞれの立場、視点でぐたぐた考えてるのを丁寧に追ってるので、まあ、時間的には短いシーンが長い長い。今回改稿するにあたって大幅カットかも……と、修正はいるまでは思ってたんですが、読んでみると消せませんでした。多分、月の杖的に重要なんだよね、ああいう「相手は何を考えているんだろう」みたいなのの読み合い的な心理戦。
第三章は初めての船上…って、どれも初めてですが、特殊舞台な部分もあって、かなり勉強した覚えがある。その辺もあって、第三章から随分文章が丁寧になってるのかも。
この月の杖も付き合いの長い話になりましたが、読み返すと結構今でも自分の中で変わってないな、と思うようなテーマというかメッセージみたいなのがあって面白いです。とにかくこの第一部は、悪意のあるキャラクターが全く出てこない。全員が、それぞれに、自分の為すべきことをしようと頑張ってる。でも対立する。刃を向け合うことになる。そういう感じのお話です。
普通どっかに迷惑キャラが出てくるものだと思うのですが、この月の杖第一章は全く出てきませんね! なのに展開酷い!!(笑)
これがLLになると手前勝手な馬鹿しか出てこないって、10年で何があったのよ私wwwww
まあ、ノリの違いもありますけど。LLと月の杖では人ひとりの命の重さが恐ろしく違うから(笑)
あと、たまたま昔の日記(Side Way)を読み返してみたのですが、なんかいつの間にかgooブログには「このブログの人気記事」みたいな機能がついてました。(って、今確認したら見れないんだけど! どういう仕様??)トップ3がいかにも理系な内容の文章で、「おお、この頃の私、今よりはるかに頭良さげなんですけどwwwww」って思ったのと同時に、多分検索ワード引っかかったんだろうな、お前らこの文章読んで自分のレポート書くんじゃねーぞ、と思いましたww
振り返ってAdmin Roomにしてからは、ああいうコラム的な記事は書いてないというか、故意に封印してます。ブロガーやってるんじゃないよ、と自分に言い聞かせる意味で。それでTwitterの方に余剰が溢れだしてりゃ世話無いんですが。
そんなところで。11月は出没回数増やしたいです。目標。
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