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しかしまあ、十章だけで長い長い。普段の倍、とまでは言わないですが、1.5倍はあります。第5節があるしねwww
原稿用紙換算で127枚とかお前、軽く短編一本入るだろうが! 巴市一本入って余るだろうが!! みたいなね。どうしてこうなった。
いや多分、メインの若者全員のメンタル拾って歩いたらね、こんくらいにね。
ほんとに、話の展開というか、全編通してみてもそんなに大きく動いてる話じゃないんですが……。だって一ヶ月くらいだし。ちょちょっと旅しただけですよ、これ。
しかし、ほとんど主人公が四人いるようなもんだったせいで……みんな若者だから悩むし(笑)
四種類も葛藤を小分けに出せば、大体自分が丸裸になるんじゃねーかとか思ってます。ネタが切れるわ!!
けど、何か意外と……びっくりするくらい色々第一部だけで回収できて驚きました。
心理的なアレソレもだけど、設定的なアレソレも全然一部では伏せるつもりだった所までがつがつ書く羽目になって、やっぱ先に決めて、その前提で書いた話だとその前提を抜くのは難しいなと思いました。
その分なんか、まあ、一部だけ読んでハッピーエンドでもいくね?
くらいの感じにはなったと思います。
(以下各キャラについて)
フォートとかお前、そんなに前向きに終わると私、夢にも思ってなかったんだけど!!
もうちょっと引きずってくれないと……二部以降が……ヒロインの出番が…………(笑)
あとサリアスとルチルナが思いのほか仲良くなっちゃってまあ、フィーラの居場所無くなったらどうするのお前ら、と思いながらそういう事にもならんでしょうね。年齢差があるから。
ルチルナを七転八倒させる予定はガンガンにあったのですが、ふたを開けばコレお前、一年前の自分だろうが!! ってな所もあって。あああ、やっぱこの子に十字架背負わせちゃうのね私……。
一旦決着ですが、ええ、まあ。変な伏線が張ってあるので……。
サリアスは十章になって本格的にアレだったので、ホントまじでこの子死ぬんじゃないかと思ったよ……。信仰を拠り所にする人を真面目に書こうと思うと、勉強不足が残念すぎる部分もあったのですが、ずっと話の中で黙殺してきた「女戦士」について、やっぱ触れずに通すことは出来ないな、と思ってこうなりました。世界的に大きくなるタイプの新興宗教の意味はああいう、持たざる者への救済の面が大きいのだと思っています。それは無価値だとは思わない。その辺も、ちゃんと出てたらいいなぁ……。彼女の出した結論がどうかは、うん、まあ、正しさの無い世界ですからって事にしといてください、今は。
フィラーシャは、9章時点で結構もうトンネル抜けてたので、正統派主人公ポジに近い空気っぽさを……(ゲフンゲフン)いやしかし、相当頑張ったよこの子も。八章から丸一日経ってないから。倒れるって。そして運動神経断線してる子にどれだけ打ち身を作らせる気かと。
フィラーシャは「いま、この現代日本に暮らしてる私と同じ感覚の子がああいう世界を旅したらどうなるだろう」っていう前提で作られたキャラなので、実は自分の中では別に「泣き虫」でも「気弱」でもなくて、感覚も普通なつもりで書いてました。(いや、だったらなんで異世界ぶっ飛びにしなかったか、って話なんだけどね)
普通そこは泣くだろう! とか、普通それは出来ないよね。みたいな自分の中の「普通」の集積で行動してる奴なので、随分とこう、背負った過去とかが無くてですね……。なんか決して人気投票一位になれない主人公的な感じが満載になってます。
でも随分逞しくなりました。こんな予定では…(おっと誰か来たようです…
そんで、デュクシスがラストまで出張るとは、私は全く想定していませんでした!
だからフォートの動きが変わったんだろうけど。
このデュクシス兄ちゃんはメインの「若者枠」には入ってません(笑)ルチルナが26で、デュクシスが28なのにねw 一応デュー兄も「青年」と呼んでますが、月の杖世界の平均寿命いくつなんだろう……。人生五十年で28はオッサンだろうけど。
あとノクスペンナ(笑)出張った出張ったw
月の杖で腐れるならこの辺しかないわけですがw 全然アレだよね、わたし好みの美青年が何処にもいないから。兄弟仲良いなお前ら、帰ってまとめて妹に殴り飛ばされて来い! くらいにしか思いませんが(デュクシスは家には無断で来てるよねこれ)。
あと、退場組の二人(正確には三人ですが、一人書割だったので)。
御一方は最初から決まってたんですが……まさか、ねえ。章の始めからまさかの退場者。
ルチルナ揺さぶるにはすごく良かったんですが、いや、そんなつもりは……。
フォートもサリアスもどうなんだこれ、みたいな所まで行ったので、途中かなり青息吐息で喋る人ばっかでどうしようかと思いました。三点リーダとダッシュのオンパレード。息も絶え絶え。
もっと温く締める予定なのにどうしようこれ! ってなった。ホントになった。
最初から決まってたあの方は、うん、どうやって退場してもらおうか悩んだり、いざ退場するとなったら、どんだけ「らしい」感じが出せるかとか……結構悩ませてもらいました。もうちょっとカッコ良さ強調したいので、もう少し悩みます。終章で拾えるところもあると思うし。
ラスト終盤はかなり色々と、痛々しい話ですが……泣きながら書いてました。
うん、色々。これで読んだ方に一つも泣き所見つけてもらえなかったらどうしよう、ガクブル
こんな風に、自分の話に泣きながら書く阿呆は自分だけかと思ってましたが……ぎんたまの空知せんせいが、劇場版のさっちゃんを泣きながら書いてたと聞いて。よし、ソラチセンセイがやってるんならいいや。許す。ってなりましたww
途中頭痛くなるくらいアレでしたが。泣いてましたが……。
幸せ者ですよね。読むのはあっちゅうまだけど、書きながら感動してりゃ相当ながく味わえますよ(笑)馬鹿だとは思うけど。
そして、読んで下さった方はお気づきになるかと思いますが、まだ色々残ってます。
二部以降回収のつもりで終盤に出した伏線とかもあるし。まだまだみんな、これで終わりじゃないのよ! みたいな感じで。不穏な。
この辺は終章ではっきり打ち出すのもあるので…後々を気にしたくない方は、終章ラスト一ページは読まないの推奨、とかになるかなと。
物語は「行きて帰りし」とするならば、まだ往路が終わっただけなので。復路がんばれお前ら。
まだ昼の民側は壊滅状態ですしね。
予定としては今年後半、8月スタート9月更新開始とかにしたいです。リアルの状況次第だけど。
では、そんなところで、終章書いてきます・・・。
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