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HOME[PR]つれづれ片付けからの逃避に。。。

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◆ 片付けからの逃避に。。。

呟いていた事をぽちぽちと。大体が内省。
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去年気まぐれで買ったファッション雑誌をぱらぱら。
読んでの感想は「女を演(や)るのって、大変なんだなぁ」だった。本気になれば、それに人生かける事になるレベルですね、アレ。
その必要性はどの程度実在して、どの程度メディアを介した企業による捏造なのかは知らんが。

しかし、それ(女を演る)くらいなら、他にもっと力を振り分ける所があるだろ、仕事とか。と、思ってしまう。
いや、殆ど中高生の頃の感覚が抜けてなくて、着飾る暇があれば勉強に集中しろよ、って感じなんですが(笑)学生当時はそれが正しかったのにねw
大体、ファッションっていうのはどれもこれも、努力すればするほど作業効率は落ちるしソッチに使う神経は増えるし、無駄以外の何物でもねーだろ、とか思ってしまう自分が居る……。
化粧すれば剥げる心配、髪をセットすれば崩れる心配、爪を整えれば割れる・剥げる心配……挙句お世辞にもファッショナブルな服装というのは作業効率よくは出来ていない。上に、痛み易くて手入れしづらい。
靴とかも、アレ、努力する人はマゾなんじゃなかろうかと思うことも昔はあった……。(今は多少認識が異なるという意味)
夏場の、ビニールコーティングされた紐だけで構成されたサンダルとかさ(笑)何の苦行なんだろう、とww 友人に聞いたら「慣れだよ!」とか言われて、それに慣れる事に何の価値があるんだろう、と首を傾げた思い出も。

接客業とかになれば相手に与える印象が大切な部分もあり、そういう努力も仕事のうち、って事になるんでしょうけどね。
しかし、なんというか、女性である以上男性よりもその辺に気を使うのが当然、という無言の圧力的なものとかに凄く拒絶反応を示してしまうので、結構、「仕事だから」と割り切っても辛い。つまり接客向いてない……。
その作業内容に最適化された格好で、真摯にその仕事に取り組んでいる姿が一番美しい、という価値観の持ち主らしく。まあしかしそれにも達する事が出来ないわけだよ、接客だと、つまり。
まあ接客いうても、ホテルやら何やらの受付レディーではないので、そんなに高いレベルを要求されるわけじゃないけども。
しかし、この葛藤にぶち当たった瞬間が、「ああ、私この仕事向いてネェ……」と心底実感する瞬間な事は間違いない(笑)
普段はアレでも、ちょっとそういう「女の子っぽく綺麗にしてないと駄目だよ」的な事を言われると一気にストレスが指数関数増大を始めるという。

…………はっ、一気に愚痴モード(笑)

まあ、そんな感じで兎角、あの美しくなる努力は女性なら当然それを喜んでするべきである的な価値観というのは馬鹿馬鹿しいと思うし、馬鹿馬鹿しく思っているのでそれを自分にも適用する圧力には非常に嫌悪感を感じる。
大体、それを言ってるのは誰ですか、と。何処まで自然発生的なもので、何処から購買意欲を煽るための戦略だと思うのよ。
詐欺の基本は欲と恐怖を刺激する事と申しますが、健康然りダイエット然りこの「美」然り、どれだけ宣伝広告の「煽り」が世間の常識としてまかり通っているのかと思うとちゃぶ台ひっくり返したくなる。

自分の場合、さらに仕事以上に趣味のライフワークが……とか思う人間なので、素敵女子演ることに心血注ぐ人にも、それを尊敬する人にも馴染めなくて大抵一歩周囲から外れてしまいます(笑)
さすがに面と向かって「バッカじゃねーの」とは言えんが……心中そう思いながら話についていけるわけも無くですねwww

結局、自分から見ればまるでそういう人たちは、メディアの捏造する「~べき」姿に踊らされて、誰か他人の為に、いや、誰か他人に承認してもらい、幸せになるためにクリアすべき課題として、実在するはずも無い女性像を追いかけているように感じられるわけです。
それを誘導している(恣意的か否かは別にしろ)メディアやその背後の営利団体にも、もう少し何とかならんのか、と言いたくなるし、踊らされている(ように私には見える)人々も、哀れみこそすれ尊敬は出来ない。

まあ、そこまであからさまな人はそうそう居ないし、居たら全力で距離を置くのでそこまでイタイ人をやる機会は無いわけですが……たまに、そういう「べき」に囚われている発言を近くで聞くと悲しくなる。いやまあ自分が正しいと思っているわけではなくて、自分が上記理由で苦手としている価値観に同意を求められる事に(そして否定する事は完全に相手の想定の範囲外であろう事に)苦痛を感じるわけだよ。
(「干物女」とか自称してる場合でも、そこに「干物」であるという問題意識を抱いている時点で既に自分とはレイヤー(階層)が一つ違うわけだし(笑)「エ、そこ、わざわざ名前付けて気にするべきなんですか」となれば話は通じないわけで。)
そして、その「べき」を前面出しにして世の素敵なお姉さま方を煽って悩ませているような雑誌記事を読むと無性に腹が立って焚書してやりたくなるというね、まあ、つまりそういうこと。


しかし、価値観として全く尊重出来ないおかげで、全然努力も出来ないわけだが、その「べき」に対して「落第」してる的な感覚もあるわけで、その辺全力で劣等感。
雑誌の煽る素敵女性像はともかくとして(あれは最早本人の趣味というか、丸々実践できる人はただの素敵女子マニアだと思うわ。自己満足の世界)自然発生的な……まあ、言ってしまえば異性からの期待に対して全く以って応える事を投げている、という点に関して、期待される努力を(嫌悪感から)出来ない自分に対して、「女性」としての自己評価というのはマイナスがつくわけで。落第生としての劣等感。

いやまあ、外見落第生的劣等感と、女を演る努力への嫌悪とどちらが先かと言えば微妙だけどねw 昔から丸いのでww

もともと、外見的に自信が無いから「美しい事に価値がある」的な価値観を斜めに見てしまったところがスタートなんだろうな。その外見的な自信の無さの根拠がどの程度のものかは甚だ怪しくて、丸い(つまり肥満気味である)にしたって、そういう基本的な劣等感が形成されたと思われる小学生時代の自分の体格が平均より上なのは事実でも、大人になって振り返って、救い難く他人から乖離していたとは到底思えない。
(しかし、鏡の中の自分が直視に耐えない時期というのは間違いなく数年間あったわけで。まあこれは何だ、精神発達上の一過程だった気もするけど)
ううーん、ナニがあったのか知らないけどね。
まあ、色々な積み重ねなんだろうけど。日常の家族の何気ない言葉や、学校での出来事や、周囲の価値観や、そういう軽いものの積み重ねの結果、「自分は外見的な事で努力をする価値の無い人間である」という感覚と、それを補償するための「表面的に飾る事に価値はないのである」という価値観がまとめて形成されたらしく(笑)

そして具合が良いのか悪いのか、勉学は出来たのでそっちに逃げられた(笑)校則に抵触してまでチャラチャラ着飾ってる連中より、勉強に集中してる自分のが成績が良い=それが「学校」という社会において求められる姿に近い、という現実(感覚)はこの自分の中で組みあがった相補性を持つ感覚と価値観のセットをがっつり補強したわけよ。
結果、大学に入ってしばらくするくらいまで、自分を着飾ることを受容できない人間が出来てました(`・ω・´)シャキーン

着飾る人間を見下す事で(うわ嫌な奴w)自分の抱える劣等感を打ち消してきた以上、自分が着飾る事は出来ない。まあ当然の理屈。加えて、着飾る努力をしても無駄、という劣等感もバリバリ。見苦しいだけだ、とか思ってた部分もあるんだろうと思う。
なのでー、大学生活前半くらいまでの服装って非常にマニッシュというかユニセックスというか、あれだ、つまり女性的な部分がほとんど無い服装ばっかりやね。大体が今、野良着に出来る。これが変化したのはいつくらいかなー。大学(院含む)生活後半になるとなにやら心境の変化があったらしく、突然女性的な服が増えます。スカートも穿くようになるし、着る色も青・モノトーン・茶系から赤・紫・ベージュの混じった服装に徐々に移っていく。
まあ、大学生の間はチャリを漕いでナンボの生活だったため、おしゃれ靴とかスカートとかは全く以って現実的でない、という要素があったので靴は最後まで実用一辺倒だったけど。

多分この心境の変化を促したのは、周囲のオタク男子たちでしょうな。理学部だったので当然男子率もオタク率も頭抜けて高いわけよ。ヲタなのは自分だけじゃねー、男子だって人間だー、ヲタだー、わーい、という(笑)
中学校終盤でちょっとトラブった関係で、高校生活をほぼ男子恐怖症的に過ごしてしまったため、思春期突破以降初めて男子と人間同士として向き合えた、事が多分心理的な変化に繋がったのだろうと思う。
その辺でまず、異性への無駄な恐怖心(自分は女性として非常に低く値踏みされるという劣等感と恐怖感)が緩和されて、そっちが緩んだ関係と、まあ大学は私服なので自由におしゃれを「楽しむ」環境が周囲にあったのが作用して、ああ、私も飾ってみようかしら、という気になった(笑)


結局、その結果、「自分の為に自分を着飾る」つまり、自分の楽しみの為に自分をヒラヒラさせて遊ぶという事については自分の中でGOサインが出るようになった。
で、大学院卒業して気がつけば二十代も半ばなわけで(笑)「あれっ!? もしかしなくてもヒラヒラフワフワした格好してても許される残り時間って少なくね!?」ってなって、「じゃあ悔いを残さぬよう全力でおしゃれを楽しんどけ!!」(ついでに自由になる金も飛躍的に増えたしな)という結論に達して現在に至る。
まあつまり、元々の趣味で言えば結構レースとか花柄とか優しい色合いとか好きなわけよ。気がつけば花柄まみれですわ。ウフフフフフ。赤もピンクも着てやるよ!!
ついでに靴も、車生活になったおかげでヒールが高かろうが、つま先が細かろうが、目的地内での移動に耐えられれば良いだけになったため、自由が利くようになった。
自由が利いて、オシャレが楽しいとなれば(上をヒラフワさせといて、足元スニーカーもない話なわけで)おしゃれ靴も欲しくなりはじめる。……ってな流れで、わりとヒールの高い靴だの、派手なバンクルのプラットフォームパンプスだのも今では持ってるわけですが、多分高校卒業時点の自分が見たら愕然とするぞあれwwwwww
(そして、あの拷問としか思えないデザインのサンダルを頑張って履き潰すのはタダのその人のおしゃれという名の自己満足なのだと納得する)

体型が許せばお嬢様系のブランドとかすげー羨ましい服もあるんだけどね……サイズがないんだぜー。えー、やせろってー?


まあ、そんなわけで、自分の為のおしゃれは受容できるようになったわけですが、まだまだ「他人(異性)に好印象を与えるための努力」に対して根深い嫌悪と恐怖があるわけで。
恐怖というのはアレだ「努力しても駄目ならどうする?」というものだし、同時に「努力出来ない自分はどう映る?」というものでもある。嫌悪は上記の通り。
加えて、こう長年こういった鬱屈を抱えて生きていると、
「そもそも、何でそんな努力しなけりゃなんねーんだよ、無駄毛処理とか言ったりして、なんでわざわざ自然の人体に当然ある一部を削るのが常識になるわけよ、なんで化粧とか言ったりして肌塗り固めるのが当然になるわけよっ」
とか逆切れしたくなるわけです。うむ。だからって髭伸ばし放題の男性見て平気かと言われれば沈黙するしかないので、まあ、身づくろいとはそういうもの……なんでしょうけどね!

畢竟「努力しなけりゃ受け入れてもらえないなんて嫌ー! 先に受け入れてくれたなら(その人の為に)努力してみてもいいけどさー!!」などと子供みたいにダダをこねてるわけです、分かってるよ自分でも。
と、いうわけで、一度でも彼氏さんくらい出来たらもう一段階心境の変化が訪れるのではないかとか勝手な期待を抱きつつ、まあまだそんな機会には恵まれておりません。どんだけ他力待ちなのかといわれても(笑)
此処は卵と鶏の袋小路、メビウスの輪でございます。
焦っても仕方が無い、と諦めて、大人しく縁とか機会とか待ちつつ別のことしてよー、ってなってるのが現状。だってその解決(まあつまりご縁探し)に心血を注ぐ事自体が今の自分じゃ難しいんだものー。ってなもんでさ。

で、こんな状態の人間が男女の恋愛とか読んだり書いたりってなると、凄い色々無駄な事を考えて、考えた挙句に逆切れしたり放り投げたりするので、恋愛モノは苦手。BLに逃げるのは多分そういう、主人公が女子だと色々自分と近づけ過ぎて物語を楽しめないから、とかそういう部分があるのだろうと思う。
リアルだとリアルで痛いか感情移入できない(つまり主人公女性と自分が乖離しすぎる)し、チヤホヤ乙女ドリーム系だと「いや、それは無いわorz 現実ありえなさ杉乙」ってなるし、設定的に恋愛にもおしゃれにも興味ない子が……って話って、大抵主人公美しくなって終りだよねw つまり結局美しくならなければ終われないわけだよね、最終的には美と恋愛の賛美で終わるわけだよね、とか言い始めるので。とかく女子主人公の恋愛系統はあかん。恋愛を含む別軸のある話なら全然恋愛も楽しめるのだが、恋愛が軸の話ってのは駄目なのだよ。

BL論は別に私がぶち上げなくても中島梓先生のエッセイシリーズにそれはそれは深く考察してあるので割愛。ただ、BLに嵌るのに第一子女子が多いのは、第一子女子は長女であると同時に長男としての役割も期待されるから、というのは結構説得力があると思っている。



こんな感じの人間です。雑誌一冊から随分暴走したもんです。
ちなみに、こんな奴が「手芸・洋裁」という最近にわかに詳しくなったジャンルをネタに話を捻ろうと思ったら、
自分みたいな容姿に対する自己評価が低くて内向的な女の子が、美人でスタイル良くて快活で人気者な親友の女の子に洋服(多分ゴス服だろうな)を作って、その子を飾る事で自分を着飾れない事への代償行為をしてたところに、親友の美女に彼氏が出来てその閉じた関係が破綻していく……みたいなどうしようもなさそうな百合ネタ? が出来てしまった。
…………こんな薄暗い話、誰得なのかwwww いや、お一方ほど多少の反応を示してくださりそうな方を知ってますが……(主に百合的な部分に)



まあ、多分、書いてる途中で「何書いてんの、私……( ゚Д゚)ポカーン」ってなって諦める気がする。
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三十路です。

趣味は小説・絵。ネトゲ。

WJバトル漫画系統が好きです。腐ることもたまにある。
自サイトのお話は基本恋愛と縁遠い感じの活劇? なのが多めでしょうか。

アリプロ・Angela・Mellなど、アニメのOP・EDから大体音楽は拾ってきますw
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