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◆ Qみてきた!

と、言うわけで。感想文。まだ観てない&観にいく予定あり&ネタバレ嫌いな方はご注意。
好き放題言い散らしてあると思ってください。

その前に。
とりあえず、未鑑賞の方へ。

破 を お さ ら い 推 奨 。

まあ、2,3年経ってますからね……私のようになんとも思わずに行くと(´・ω・`)ワスレテル ってなりますよ、多分。
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というわけで。感想。

一言で言えば。


工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工


ってかんじ。観にいく前に遊んでもらってた友人が「『Q』って、正しく『急』らしいね」と言っていた。まあ、序破急の急だよね、と思ったんだが、うん。うん……急でした。


さすがと言うべきか、何と言うべきか。鑑賞後映画館から出ながらボンヤリ思ったのが、
「あー……まっとうな話もう一本観てリフレッシュして帰りたいかもなー……」
でした。


あとは、



って感じでちょっと黄昏た。
つまりまあ、主人公(シンジ君)になかなか感情移入できなくてですねw ああ、もうそういう視点じゃ観れないのかー、と。個人的には、まだまだ自分、中二真っ盛りのつもりでいたのでww 
ぶっ、全然感情移入できねぇww イラーッとするしwww あああイタイっ……!
ってなって切なかった。


いやしかしアレだ。
初めっから終わりまで完璧に終了後の世界やってたので、THE END OF WORLDがお好きな方にはお勧め。何処までも世界が終わってます。完全終了後です。半端なく終了後。徹頭徹尾終了後の世界でした。なんだあれ。
個人的には14年後のミサトさんカッコよくて素敵でした。渋みが出て(褒めてます)昔より好きだ。あとやっぱアスカ好きだなぁ。断然レイよりアスカ派だったからなー。その辺変ってないんだなー。
アスカちゃん外見は変ってないですが、精神年齢は28歳なわけで。わー、同い年! って。
まあ、我々の年代を狙って作ってるなら当然……なの、か?


そんな感じでー……あれだ。観にいく前に友人女史と、職場の完全クローズドな感じの困ったちゃんの話をしていたのですが、うん、何か通じるものがあったと言うか……友人よ、君は多分今観ると、主人公蹴倒したくなると思うよwwwww

閉じこもるってのはこういう事だよね。っていう見本でした。
ソレに対して、周囲が理解を示して手を差し伸べる気配が絶無なのも相変わらずのエヴァクオリティでした。あれ、序・破のマトモさ何処行ったwwwww


以上、この辺までQ単独での鑑賞後雑感でした。
以下は考察というか、何と言うか。

あ、そうだ。カヲル君っ……!! お前美人だね、可愛いね、良い子だねっ……!
いつか君が幸せになる話が観たいよ。

貞元エヴァのカヲル君の方が何か人間味とういかリアリティというか生っぽい感じがあるような。
庵野エヴァのカヲル君はわざとなんでしょうか、とても完璧過ぎて人間味が無いですな。まあ人間じゃないんだから当然か。レイ同様完璧というか、都合の良い存在……。レイはその都合の良さ的なものがとても苦手なんですが。多分わざとそういう描き方がしてあるんだろうけど。
自分を何処までも素直に受け入れてくれる少女と、自分を何処までも理解してくれる少年。どちらもそれぞれの「本人の都合」の部分が見えない子たち。エヴァの世界の人々はわりと各々「自分の都合」を剥き出しにしてて、その中で翻弄される14歳主人公、って形をしてるので、その中でこの二人は特異なんだろうと思う。

しかしその二人の幻影のような(あるいは空想の友人のような)少年少女との触れ合いでは、主人公は前へ踏み出す事が出来ず、救われる事も無い。わざと、なんだろうなぁ。
破のラストは、レイの存在を経てシンジは一歩前へ進んだように……見えたんですが、Qのフタを開いてみるとまあ酷い(笑)
破までで完璧に丸く収まりかけてたというか、マトモな成長物語として完結一歩手前だったものをQで綺麗サッパリご破算にしてくださいました。うは、すげぇ。

なんてーか、ね。

『世界は、何度でも君を裏切る』

ってサブタイ付けたくなるくらい。
この世界の誰も、何事も君の為になど存在せず、起こりはしない。って強烈に訴えかけている気がする。次で「さあ、それでも歩き出せ。君の為に存在し、君の為に何かを為せるのは君だけだ」とやってくれるのか、それとも絶望のまま終了なのか。
EoEは後者だったような気がするんだが、さてさて。次が楽しみですね! 果たして「物語」として円環を描いて完結する気があるのかどうか!? それともレールの端はぶち切れたまんま、投げっぱなしになってしまうのか。前者が物語、後者が文学……的な事を言ったのは大塚先生ですか。物語の体操とかキャラクター小説の作り方とか読んだ中で覚えた概念だったかな。独自解釈はいってたらすいません。
リアルは決して物語ではない。だから、円環を描いて終わる……丸く収まるばっかりではない。だが創作物と接する時、(まあ純文学だと知らんが)基本的には受け手は「これは物語なんだから丸く収まるはず」という期待を前提にそれを受容する。
その期待を裏切って「でもリアルはこうでしょう!?」とやるのが、文学。それに近い匂いを感じたエヴァQでした。どちらが正しいとも言わんが、エヴァの作者さん(庵野監督?)って何処までも生真面目なのか、ご本人が何処までも自分を裏切る世界を生きて来られた方なのか。

いい加減な所で諦めて、「所詮他人デスカラネー。仕方ないから自分は自分の都合優先で行きますかー」とさらさらーっと行ける人はこういう引っかかり方というか、問題意識というか、世界の恨み方はしないと思うわ。
BUMP OF CHICKENさんの歌なんかも端々にこの恨みというか、生き辛さみたいなものが出てくる。そこに引っかかる自分もしっかりそういう恨みに足を突っ込んでいる人間だ、という自覚もある。ゆえにまあ、「中二病患者です!」を標榜してるわけですが。仕方ないものを仕方ないと割り切れなくてウンウンやってるので。

逆に、こないだバスで流し観た「おくりびと」
こっちは、題材がスゲーし、邦画だし、何か受賞してるし、きっと難解だったり深遠だったりして「エェー」ってなるんだろうなー、しょっぱい後味なんだろうなー、という偏見たっぷりだったんですが、これが意外や意外、ものの見事に「物語」として完成していて感動した。
あ、あぁ、そうくるか。そこまで綺麗に拾って丸く収めるんだ。それでいいんだ。ふぅん。崇高なモノってはみ出してたりほつれてる部分があるものだと勝手に思い込んでいたよ。
とか思った。
ご都合主義でなくても、ね。綺麗な形に収まっているモノは心地よいけれど、その収め方が緻密で正確であればあるだけ美しく、快感を伴うものだけれど、それは安く受け取られるものだと思い込んでいたよ……。と。そうか、違うんだなぁ、って感動した事思い出した。
今のご時世、分かり易いって大事な事なんだろうな。


と言った所で。
夜の10時55分からのレイトショーで観て、終了が午前1時? なんつーか酔っ払っちゃって寝つきが悪かったですわ。
存外自分以外にも人が居て、「ふっ、考える事は皆同じだな……」ってなった。
ちなみに私が行った映画館では昨日(私が観にいった日)が丁度封切だったらしい。それもあってかな、人の多さ。
大体が同年代。ヤロー同士の群、カップル、男子一人、女子一人等々、組み合わせは様々でした。しかしカポーでこの時間にこんな映画見るとテンションダダ下がりだろう、と他人事ながら余計な心配をした。


Q以外では、最近はちょっと民話にはまってたりとか、和モノネタ掘りに古代史と神話に足を突っ込んでたりとかしてます。ヤベェ教育委員会に行きたいよ? とか言い出しかねませんこの人。古墳! 産鉄民族!! まつろわぬ民!!! 
あーたのしい。
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【管理人について】

三十路です。

趣味は小説・絵。ネトゲ。

WJバトル漫画系統が好きです。腐ることもたまにある。
自サイトのお話は基本恋愛と縁遠い感じの活劇? なのが多めでしょうか。

アリプロ・Angela・Mellなど、アニメのOP・EDから大体音楽は拾ってきますw
【Comment】
[04/05 たこやき]
[04/02 神無]
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